車と生きてきた人生
車がなくなる日が、本当に来るなんて思っていませんでした。
18歳で免許を取ってから、私の人生にはいつも車がありました。
初めて買った車。
子どもたちを乗せて走った車。
家族旅行の思い出が詰まった車。
そして、自分へのご褒美のように乗っていたスバルの車。
車はただの移動手段ではありません。
嬉しい時も、落ち込んだ時も、ひとりになりたい時も、ハンドルを握ると少しだけ気持ちが落ち着きました。
私にとって車は、人生の相棒のような存在だったのです。
自己破産という現実
そんな私が、自己破産をすることになりました。
自己破産という言葉には、どこか重たい響きがあります。
実際に手続きを始めるまでは、
「これからどうなるんだろう」
「生活できるのかな」
「周りに知られたらどうしよう」
そんな不安でいっぱいでした。
もちろん、お金の問題も大きかったです。
でも、私にとって一番つらかったのは、車を失うことでした。
愛車を手放した日
弁護士さんから受任通知が送られた時点で、いつかこの日が来ることはわかっていました。
それでも、実際に引き取りの連絡が来ると、なんとも言えない気持ちになりました。
積載車で運ばれて行くのかと思っていたら、まさかの自走でした。
自分ではない誰かが、最後に私の車を運転して行く。
その姿を見るのは、とても惨めでした。
自分の人生の一部が持っていかれるような感覚でした。
見送ることもできません。
ただ、
「これで私のスバル人生も終わったな」
そう思いました。
とても暑くて天気のいい、5月最後の日曜日でした。
あの日の光景は、きっと一生忘れないと思います。
それでも前を向いて
50代になって思います。
人生は思い通りにならないことの方が多い。
親の介護。
家族との衝突。
お金の問題。
体力の衰え。
若い頃には想像もしなかった出来事が、次々とやってきました。
それでも、生きていかなければなりません。
少しずつ前を向いて。
少しずつ立ち上がって。
今の私は、貯金もありません。
失ったものもたくさんあります。
正直、胸を張れるような人生でもありません。
それでも、何かを残したいと思い、こうしてブログを書いています。
同じように悩んでいる誰かへ
なぜなら、同じように悩んでいる人がきっといると思うからです。
人生に失敗したと思っている人。
お金のことで苦しんでいる人。
何かを失って立ち止まっている人。
そんな誰かに、
「大丈夫。一緒にゆっくり歩こう」
そう伝えたいのです。
車を失った日。
私は確かに大切なものを手放しました。
でも同時に、新しい人生のスタートラインにも立ちました。
まだ先は見えません。
不安もたくさんあります。
それでも今日を生きています。
そして、これからも笑いながら前へ進んでいきたいと思います。
負けない50代。
人生再出発の途中です。

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